Oさんの近況 (2023.01.現在)

【黄さんのビジネスと周囲の人々】7.黄さんから誘われたビジネス | 中国の面白い出来事 (spacebank.jp)  にも出て来たOさんの近況(2023年12月現在)について、お話致します。

2013年10月に中国から帰国後、彼からの依頼で私は、非鉄金属、特にタンタル(コルタン鉱石より精製)、ギルソナイト、銅、チリのリチューム鉱山の鉱区(世界一のリチューム生産量を誇り、またニューヨーク証券取引所にADRとして上場しているチリのSQM社が稼働・生産している隣にある鉱区。写真やグーグルマップで見ると山の鉱山とは異なり、平地で砂ばかりの広々とした塩田に見える。)の売却など、主として南米からの鉱石等の日本での買手探しに奔走しました。

鉱石のサンプル、SGS(スイスに本拠を置く、品質や製品の検査、検証、試験、および認証に特化した世界的規模の機関)での英語で書かれた分析結果などを関係の会社に送ったり、説明に出向いたりしましたが、結果的には、バックボーンも無くこちらの信用度が低いこと、日本の企業は従来の取引先に拘り取引条件が良くても冒険をしないこともあり、どれも上手く行きませんでした。

ただ私自身、非常に新鮮で毎回ワクワクした気持ちで仕事をしたこともあり、失注しても全く苦になりませんでした。

時には、私の方が熱くなり、彼と仕事のことで論争することもありました。今思い出しても、鉱石の輸出と輸入では、本当に色々勉強になりました。

変わった商材としては、アラブの王族が娯楽用として使用した白金や金に飾りとしてダイヤモンドが付いたチェスの駒等の盤面一式、数億円する物を、日本で売れないかという相談もありました。

実際にメールで盤面に載った駒の写真を見ました。                   そこで直ぐに浮かんだのは、仮に日本に持ち込んだとしても、輸送や盗難に係る保険料を一体何処の誰が負担するのかという問題や、安全な保管場所を確保しなければならないと言った問題でした。                                     更に1セット数億円もする遊び道具を、日本で購入出来る富裕層を見つけ出すこと自体が、100%無理だと思いました。                                   言い換えると、無限とも思える資産を持つアラブの王族と、弛(たゆ)まぬ努力の結果ビジネスで財を成した日本の長者番付層との落差を、改めて感ぜざるを得ません。(これは私の想像ですが、チェス一式を王族が売りに出したのではなく、王族からプレゼントされた家臣が、換金を目的に、売りに出したものと思われます。)

Oさんは現在84~85歳で、アメリカ国籍を持つカリフォルニア州在住の日本人ですが、彼に ついては、再掲とはなりますが、以下のアドレスをクリックしてください。

http://www.discovernikkei.org/ja/journal/2015/10/27/kensuke-ozaki-1/http://www.discovernikkei.org/ja/journal/2015/10/28/kensuke-ozaki-2/

彼が、本をアマゾンから英語と一部スペイン語を追加し3種類の歴史小説と1冊の娯楽小説の4冊を出版することになりました。

過って世界で活躍した日本人の歴史小説を英語やスペイン語で本にすることは、当時の日本の置かれた状況や日本人の考え方を世界中の人に知って貰うには非常に良いことだと思いました。

そこで先ずは日本の国会図書館へ寄贈の可否と寄贈方法について、早速問い合わせましたが、寄贈は日本国内で出版されたものに限る、との話でした。

多くの日本人が世界中で活躍する時代であるにも関わらず、日本人が国会図書館に寄贈する ことに制限を設ける等は、世界規模の情報化の波に乗り遅れていると言うか、自らが情報の鎖国を貫いていると言うしか、言い様がありません。                           少し大げさな表現かも知れませんが、日本の閉鎖性を真の当たりにしている、と言っても良いでしょう。

ですから日本の国会図書館への寄贈は出来ませんでしたが、彼の話では、アメリカ議会図書館(Library of Congress)へは、アマゾンから自動的に寄贈することになっているとのことでした。

またアマゾンとは別に、アメリカの本屋Chain Barnes &Noble(7,000店)に店頭販売を するとのことでした。

このブログに敢えてOさんのことを書こうと思ったのは、彼が高齢のold boyと言われたとしても、男のロマンを実現する為に、彼の心はいつも前向きのyoung boyであることに非常に感銘を受け、一回り程年齢が違う私自身も是非、見習いたいと思ったからです。

Oさんは、2~3年前にフロリダ州のマイアミの自宅を売り払い、カリフオルニア州のロサンゼルス市の南方郊外に居を構えました。その理由として、彼は3つあげました。

①ロサンゼルスの南方郊外は、アメリカでも最も寒暖の差が少なく、温暖でまた北側と異なり治安も良く住みやすいこと。

②従来から趣味のゴルフを毎日して来たが、新居は自宅の前がゴルフ―コースとなっており、よりゴルフを楽しめる環境であること。

最後に一番驚いたことは、次の理由です。

③書いた歴史小説を映画化することがOさんの夢で、このためにはハリウッドがあるロサンゼルス市に居を構えるのが一番良いと判断したとのこと。

小説を映画化する為の資金も数十億円必要で、半分は自分が出し、残りは友人の中から資金を出してくれる人を探す予定とのこと。

その後、苦も無く直ぐに資金を提供してくれる友人が見つかったらしく、これからハリウッドでの映画製作に向け、Oさん自身が以前書いておいたシナリオをブラッシュアップしたり、監督や一流俳優探しに動く予定とのことで、益々男のロマン実現に向け拍車がかかっている様です。

私自身も限られた人生、人の2倍生きると言う気持ちでやってきましたが、これからもこの気持ちを持続させ死ぬまで(と言っても、元気でいる限りと言った方が良いかも知れませんが)、現役で頑張りたいと思っています。

彼の生き方が、少しでも新しい意欲を皆さんの心の中に、インスパイア―して頂くことになれば、幸いです。

(ご参考)

簡単な解説をしますと、最初の本は、

『シャムの侍王国』 (シャム国(現在のタイ国)で、1600年ごろ活躍した山田 長政(やまだ ながまさ)の話。

2番目は、『侍と使節団、バチカンへの特命』

今から約400年前、仙台藩主伊達政宗がイスパニア(現在のスペイン)国王

およびローマ教皇のもとに支倉常長(はせくら つねなが)達を派遣した時の話。

3番目は『カリブ海の女海賊』   これだけは、彼が創作した娯楽小説

4番目は『漂流者ジョン万次郎の運命』

1841年当時14歳だった万次郎は仲間と共に漁に出て遭難。数日間漂流した後、

太平洋の無人島「鳥島」に漂着し、万次郎達はそこで過酷な無人島生活を送り

ました。漂着から143日後、万次郎は仲間と共にアメリカの捕鯨船によって

助けられてアメリカに上陸し、苦難を乗り越えます。

その後アメリカでの経験を基に、日米の架け橋として活躍。

https://www.amazon.com/s?k=Kensuke+Ozaki&crid=3N3N1S0USCMFT&sprefix=kensuke+oza%2Caps%2C1345&ref=nb_sb_noss_2

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