ビックリする食材

桂林の比較的大きなレストランの裏にある調理場付近には、日本では見られない程の多くの動物の食材が置いてありました。ヘビ、カエル、鳩、アヒル、ハクビシン、ザリガニ、川ニナ、川魚等ですが、私自身、料理の名前も分からないし、またとてもこれらの食材を食べる気にもなりませんので、今まで食べたことはありません。

桂林で、社長が社員を連れて川魚料理を食べに行った時、水槽で実に変わった魚を見ました。長さは30~40cmで、魚の口が哺乳動物の『カモノハシ』に似ていました。                       魚は『ヤ ゾィ イュ(鴨の口の魚と言う意味)』と言う名の魚でしたが、ネットに写真がありましたので、ご覧ください。           その時は、この魚は食べなかったので、味は不明です。

見た目は刺身の様ですが、川魚なので、寄生虫も予想されるため、生で食べるのは敬遠した方が良さそうです。                                  ひょっとしたら熱で寄生虫を殺せる様、しゃぶしゃぶとか鍋物の具材として、食べるのかも知れません。

これから書く食材は、あくまで桂林や成都の職場の仲間から聞いた話です。

桂林の朝鮮族の人々は、同じ朝鮮族が経営するレストランで、焼肉等に加え、スープなどの犬料理を食べる機会も多い様で、犬料理専門店もある位です。 勿論、中国人も犬を食べる機会も多いことと思われます。ただ朝鮮族が少ない成都では、犬料理の店は見かけませんでした。

実際、桂林市でも成都市でも野良犬が非常に少ないのですが、一度桂林で私自身、痩せこけた犬を複数の人が棒を持ち、食材にしようと追いかけている場面に出遭ったこともあります。  特に冬の時期、犬の肉を食べると体が温まるそうです。                                                 またしばしばペットとして飼われていた犬が、食用として盗まれると言う話も聞きました。

桂林では多くの人が、ネズミが非常に美味しいと言います。                                            ネットでは、そのまま焼き魚の様に網に載せ、火で焼いて食べる写真も見ました。              食用にするネズミは、以下の写真からも分かるとおり、日本のネズミよりかなり大きい様です。モグラに似た感じもします。竹ネズミや山ネズミを自宅で食用として飼育している人もいます。

(飼育されているネズミ)

(山ネズミ2)

(竹ネズミ1)

(竹ネズミ2)

(竹ネズミ3)

写真を見る限り、食用にするのはかわいそうで、ペットにしても良い感じもします。

「四つ足で食べないのはテーブルだけ、空飛ぶもので食べないのは飛行機だけ。」とか  「食は、広州にあり。」とか言う言葉を皆さんも聞かれたことがあると思います。     広東料理は広州が食の中心地ですが、この広州には非常に気味悪い、アンダーグラウンド料理があると聞きました。

それは、成都の職場の仲間と雑談をしていた中で出て来た話なんですが、胎児を食材とする料理とのことです。食材がいつも手に入る訳では無いため、客が予め予約し、料理店からの連絡を受けて、店で食事をするとのことです。

その仕組みは、病院で中絶を受けた胎児、死産となった胎児を病院から料理店が買い受けて、食材とするとのことです。また同じ胎児でも男児か女児かで味が違うため、料理の値段が違うとのことです。                                   値段は1卓数千元とのことで、日本円で数万円の料理になります。仮に日本でこの様なことをした場合、売手と買手と食べた人それぞれが、どの様な法律に違反し、どの様な罪になるのか、全く分かりませんが、中国では犯罪にはならないと思われます。

全く私たちの想像を絶する食材に、気持ち悪さを禁じ得ませんし、なぜごく一部の人とは言え、胎児を食するのか、その理由も分かりません。

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