中国銀行行員の騙しの手口2

勤務先が、桂林から成都に移ったため、中国銀行の桂林支店にある口座の預金の大半を新しく作った成都支店の口座に移すことにしました。

成都の支店で、桂林から大半を引き上げる手続きを始めたところ、これが大変でした。   私のパスポートもあるし、桂林、成都両方の通帳があるのに、成都にいては預金の引き上げが出来なかったのです。

なぜなら一般的に、中国は日本の十数倍の人口を抱えているにもかかわらず、日本人と違い異なる名字の数が非常に少なく、また下の名前も1,2文字の字数が多いことから、同姓同名も非常に多いのです。

ネットにも書いてありましたが、中国人の名字で多い順に並べると、1番から順に『李』さん、『王』さん、『張』さんで、『劉』さんや『陳』さんが続き、驚くことに上位10の姓で 5億人を超えるそうです。

13億人とも14億人とも云われる中国の人口総数の内、5億人が僅か10姓を共用しているとなると、銀行の個人口座名も同姓同名で溢れかえっている状況だと思われます。

言い換えると日本とは異なり、数千万人とも1億人にも近いとも云われ実数がハッキリしない無戸籍者の存在に加え、同姓同名で溢れかえっているために、いろんな犯罪に利用される可能性も大きいのです。

具体的には、成都にいる九十九智(つくもさとし:この名前は中国人には無いでしょうが)が、桂林で預金していた別の九十九智の通帳を窃盗して、成都の自分の口座に入金しようとしている可能性も考えられるからです。

成都支店の行員は、『成都の私が、桂林の口座の持ち主と同一人物である証明を出せない限り、桂林の口座からの移し替えは出来ない。』と言います。

しょうがないので、日本に一時帰国する際、桂林に立ち寄り、桂林の中国銀行支店から、成都の私の銀行口座への送金の形にして、やっと口座の預金シフトを完成させました。

さてここで騙しの手口ですが、桂林支店の行員は、『送金手数料は、送金額の5%と言いました。』 私は書類に必要事項を記入し、一応送金額を口座から出金し、その上で改めて送金の手続き書類を書き、必要な手数料を払おうとしましたが、『待てよ!』『100万円送金するとして、5万円も手数料を取るのか? 高すぎる!』と考え、一緒に支店に来てくれたビジネス仲間の丁さんに、しつこく確認して貰いました。

その結果、行員が意識的に手数料に上限があることを隠していたことが、判明しました。  要は、「送金手数料は送金額の5%とする。但し1回の送金の手数料の上限は50元(30元だったかも知れない)。」という事が判明しました。

支店の行員は、嘘は言ってはいないものの、上限を省略することで、差額を自分のポケットに入れようとしていた訳です。

本当に銀行員から騙されないようにするには、相手がお金であるだけに、神経を使います。  中国においては、騙されないためには、疑って掛かる、自分が理解し納得出来るまで質問する、この事が肝要だと思います。

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